つぎはぎ日本一周

『伊予 興居島』

2016.12.29


 伊予 忽那諸島の旅 2日目。昨日と同じ駐車場で車中泊。ここから、高浜港まで、少しロードバイクで移動する。今回は、高浜港からもロードバイクをそのまま乗せることができるので、輪行バックに入れる必要はなし。15分ぐらいで、興居島(ごごじま)の泊り港へ到着。できるだけ海岸沿いの道を進もうと思い行くと、行止まりになっているところが・・・・。まあ、そうやって迷うのも旅の面白さと思って、次へ進む。何かの養殖をしているようなところを通り、海岸沿いを走る防波堤の中の道を進む。最初は快適に進んでいたのだが、途中から、雑草がすごい状態。何か所か、それをかき分けて進むけれど、その先、ずっとこんな感じなので、仕方がないUターン。手入れがされていたら、きっと進めたのだろうが、まあ、仕方がない。この道を通る人がいないのだろう。

    

     

 山に向かって進む。島の案内によると、この近くに恋人峠というなかなか素敵な名前の峠がある。少し戻る感じになるが、行ってみるしかない。ぱっと開けた景色の中に恋人峠と書かれた標識があった。名前のとおり、素敵な場所だ。

   

 さっきから、道を間違えていることもあるが、興居島の西側の道は、結構アップダウンが激しい。昨日の島よりも、トレーニング向きの島だ。パンフレットを見ると、他の島のレンタサイクルは、島巡りという感じだったが、ここの島のレンタサイクルにはMTBアップダウン体験という文字。・・・・やはりそうだったのか。まあ、トレーニングと思ってありがたく進もう。

     

 山の中腹を走っていたと思ったら、港まで下りてきて、そのあとすぐに坂を登るという感じ。これぞ、アップダウン。まあ、景色もいろいろと楽しめる。再び、防波堤ぞいの道。今度こそ行けるのか?・・・・やはり、雑草にはばまれて、再びUターン。

     

 再び中腹の道を進む。昨日行った睦月島や、中島などが見える。馬磯海岸からは、海岸沿いの道になる。西側の道は、伊予柑などの栽培をするための農道で、東側の道が生活道路という感じだ。

     

船越港。和気比賣神社という立派な神社があったので、お参りをした。ここらあたりが、島の一番狭いところで、反対側にもすぐ行ける。その途中に、興居島小・中学校がある。

    

島を一周。アップダウンがあったので、予想していたよりは時間がかかった。まあ、それでも11時40分ぐらいなので、この後、この島で一番高い小富士山へ登るには十分時間がある。ただ、登山口の標示を見逃したため、再び迷って違う道を結構登ってしまった。ちょうど農作業を終え軽トラが下りて来るところだったので、登山口のことを尋ねると、そこまで軽トラで案内してくれた。感謝。このあたりから、なんと、雨が降り始めた。予報では曇りだったのに・・・。すぐに、レインウエアを着て、一眼レフをしまい、コンデジに切り替える。防水用のリュックがまたしても役立った。

    

 登山道はとてもよく整備されていて、迷うことなく山頂へ行くことができた。

      

山頂には電波塔が建っていて、泊り側の景色もよかったが、それと反対の釣島方面の眺めもいい。雨宿りを兼ね、山頂の神社の軒下で休憩と昼食。登山で汗をかいて、それが冷えていくのが分かるのだが、温かい昼食のおかげで、気にならなくなった。

     

 下山。して、フェリーまでの時間がまだ少しあったので、泊りの町を散策。

 

 泊を15時に出るフェリーに乗る。高浜について、再び駐車場まで行き、帰り支度。今回、三津浜からフェリーに車も乗せて、柳井まで帰るというルートも選択肢の中に入れていた。期間限定で、普通なら三津浜ー柳井のフェリー代は13370円するところが9860円になっているのだ。高速料金がETC割引でも4430円するので、疲れのことを考えると、フェリーに気持ちが傾いていた。しかし、スマホで時間を調べると、午後5時35分まで次のフェリーはないので、待つ時間を考えると、悩むところだった。それでも、まあ、一度三津浜港に行ってみようと思い、行くと、なんと、年末年始の特別ダイヤということで、午後4時10分に出る便があるではないか。これに乗るのがベスト。
 フェリーに乗り、客室に行ってみると思ったより、すいていて、ゆったりと横になることができた。しっかり休んだころ、柳井に到着。ここからは自動車だが、ずっと運転するのよりはだいぶ楽だ。
 今回も、なかなか楽しい島巡りとなった。 

   


 走行距離 34.9㎞
 駐車場代 800円
 乗船代  高浜~泊 大人 240円×2  自転車 130円×2
 フェリー代 三津浜~柳井 9860円

 

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