つぎはぎ日本一周

『淡路島 諭鶴羽山登山』

2016.4.30


 昨日の淡路島一周は、夜遅くゴールしたこともあり、その後、食事をしたら、すぐに眠りに入った。疲れから、目が覚めたのはなんと、8時半。まあ、本日の予定は、震災記念館に行くことと、淡路島で一番高い山、諭鶴羽山の登山の二つ。昨日とは違って、割とゆったりとした予定だ。まずは、道の駅で、朝の支度。すでに、9時近くなので、来店のお客さんも結構いるので、遠慮しながら、顔を洗ったり、歯を磨いたり・・・・本来の使い方ではない、こうした旅人はやはり、遠慮しながらというのが大切だと思う。当たり前ではないという意識を持つことが、他の方と上手にやっていく秘訣だと感じる。使わせていただいているという気持ちだ。

 さて、朝の支度もすみ、最初は車で移動。まずは、昨日は暗くてよく見えなかった淡路島の南側の道へ向かう。途中、明石大橋を写真に収めたり、朝食のためコンビニによったりしながら進む。昨日のレポートにも書いたが、ところどころに緑のみちしるべという自転車用の道の駅のような駐車スペースがある。場所によっては、きちんとトイレも完備されているところもある。写真も場所もトイレがあった。ここなら車中泊OK。お店などはないが、ふつうの道の駅が自転車や長時間駐車禁止などの場合、こういう場所があるとありがたい。
 本日の目的地、震災記念館に寄る。つい先日も、熊本から大分にかけて大規模な地震があったばかりなので、阪神淡路大震災の資料館ではあったのだが、是非とも寄りたかったところだ。ここには、当時のまま断層が保存されていたり、断層でずれた家の庭や塀、家の中の様子も公開していたりした。体験コーナーでは、阪神淡路大震災の揺れや、東日本大震災の揺れなども再現され、それを体験できたりするのだ。日本に住んでいる以上、地震からは逃げられないので、いつ来ても対応できるように、日ごろから意識しておく必要を感じた。

    

   

 次に、向かったのが、淡路島で一番高い山、諭鶴羽山への登山だ。『つぎはぎ日本一周』なので、昨日通った場所からスタートして、登山をするというのがこだわり。そのため、昨日のルートで、登山道に近い場所で、いい駐車スペースがないか探した。すると、南あわじ市に慶野松原休憩所の駐車スペースがあったので、そこに停めることにした。ここから、ロードバイクで登山口を目指す。

 県道31号をすすみ、その後、最終的に県道532号を南下。最初のうちは思ったよりフラットな道が続く。それでも、さすがにダムが近づいてくると、上り坂が続くようになる。サイクリングターミナルへ到着。結構上ったこの場所にサイクリングターミナルを作るというのがちょっと不思議な感じがしたが、そこの人に、登山口のことなどを聞く。ダムを反対側に渡ったところに登山口があるらしい。聞いていなかったら、きっと違う道を進んでいたと思うので、聞いてよかった。登山者が何名かおりてきていた。この時期、登山にはいいので、やはり多いのだろう。

    

 割と整備された道で、標高600m以上の山だったが、それほどきつい感じもなく、山頂に到着。山頂は開けていて、とても眺めがいい。南側の海も、北側の海、鳴門大橋も見渡せる絶景だった。恒例のシングルバーナーでお湯を沸かしての昼食。至極のひととき。

   

   

 500mほど離れたところに諭鶴羽神社があるので、そこへも行ってみることにした。参拝を終え、再び来た道を戻る。下山の途中、山の斜面でガサガサと音がし、そちらの方向をみると、なんと、野生の鹿。宮島なら普通に見るのだが、こうした山中で見るのは初めて。きっと逃げるだろうと思って、一眼レフを構えたところ、なんと、逆にじっと見つめているではないか。「鹿」という詩を思い出した。何枚か撮影したが、その間、じっと、こちらを見つめていた。少ししておもむろに、歩きだし、その後逃げて行った。そんなに長い時間ではなかったが、何か、荘厳な時間を経験したような感覚になった。

   

なんとすぐ近くに野生の鹿が↓

 ダムのところまで戻り、再び自転車で駐車場へ向かう。活動開始時間が遅かったので、いい時間になっていた。本日はこれにて終了。夕食をとることと、昨日入れなかったお風呂には絶対はいりたいと思って、スマホで検索すると、近くにつがあることがわかった。そこへ向かって、移動。ゆっくりとお湯につかる。
 3日目は、淡路島を出て、香川県の広島という島に行くことにした。今日のうちに四国へ入り、モテナス府中湖というSAで車中泊することにした。なんだかんだ言っても、高速のSAが一番安心できる車中泊の場所だ。

    

   

明日は、最終日。丸亀からフェリーに乗って香川県の広島という島に行く予定。

 走行距離 156㎞
 高速料金  淡路島南~坂出 2410円
 震災記念館 700円
 温泉 600円
       

 

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