つぎはぎ日本一周

『弥富~南知多町』

2016.8.9


 夏休みをいただき、毎年恒例の両親との『つぎはぎ日本一周』に出かけることにした。今回は、昨年の続き、弥富市からスタート。私一人の時は、ホテルなど予約はしないのだが、両親と一緒の場合は別。事前に予約。1日目の宿は、南知多町の「くるみ庵」というところだ。
 前日、体操の練習が終わってから益田を出発。深夜、父親と運転を交代しながら弥富まで進む。毎度毎度感謝。前回のゴール地点、 弥富市の 「すき家」からと思って、そこに行ってみると、まだ、開店前の7時。聞くと、開店は9時とのこと。ここで、食事もしないで、駐車場で自転車をおろしたりするのもはばかられるので、もう少し進んだところのコンビニに駐車した。ここで、朝食を購入し、車で食べている間に自転車をおろしたりして、出発準備をした。両親とここで別れて、出発。まずは、さきほどの「すき家」へ。こういうところはこだわり。やはり、前回のゴールというのが大切だ。ここからが、本日のコーススタート。

 

 最初に目指したのは、熱田神宮。国道23号を東へ進む。名古屋市に入る。名古屋の大きな道は自動車専用道になっているところが多く、ところどころ側道を通るようになっていて、陸橋部分は、階段の上り下りが必要なところが多く、自転車乗りにとっては、あまりありがたくないつくりになっている。

    

 熱田神宮に到着。自転車は、駐車場のところへ置いておいて、境内へ進む。ここ熱田神宮は三種の神器の一つ「草薙の剣」を祭っている神社として有名とのこと。この剣は、石見神楽「大蛇」中にもあるヤマタノオロチの尾から出てきた剣ということで、神楽に親しんでいる石見の人間には是非来てほしい神社でもある。

     

 次に向かったのは、名古屋駅。さすがは、都会。デザイン性に優れた建物が多い。

   

 その後、名古屋城へ向かう。名古屋城は大きく、なかなか壮大な城だ。中は、再建されたということで、当時のままではないけれど、各階に展示物があった。最上階からの展望も素晴らしく、名古屋の街を一望できる。
 暑い夏には恒例、ソフトクリームを購入。これがうまい。

     

名古屋城を出て、知多半島へ向かう。国道247号を南下する。昼になったので、どんどん庵というところに入る。せっかく名古屋に来たのだから、「きし麺」を食べる。うまい。

 その後も、南知多町へ向かって進む。途中、川沿いを走ったりするところもあったが、やはり、水辺の風景はいい。ただ、地図では海沿いや川沿いを走るように見えていても、実際には、海や川が見えないようなルートもあり、今回は、どちらかというと、そちらの方が多いルートだった。県道252号を進んだのだが、ずっと町中の道を進む。昨夜、交代で寝たとはいえ、ほとんど徹夜状態で益田から名古屋まで来たので、途中、睡魔に襲われた。自転車に乗りながら寝てしまうというのは、考えられないけれど、ふらっとしてしまう状態。これは、一旦休憩をと、思い、そういうことができそうな場所を探すのだけれど、なかなか見つからない。と、バス停の横に影になった草むらがあったので、へたり込むように、そこに行き、横になった。すると、本当にすぐに、眠りに入ってしまった。ほんの10分か15分ではあったのだが、これが本当に気持ちよかった。起きてよく見てみると、そこは、南稜中学校の前。不審者と思われないうちに、すぐに出発することに。

   

 その後、復活したとは言え、あまり、調子はよくなく、疲労感があった。本来なら、知多半島もずっと、海岸沿いの道を行くつもりだったのだが、最短距離で、本日予約していた宿に向かうことにした。最近はスマホにもそういうナビの機能もあり、最短距離で、徒歩の場合どのルートを通るのかを調べ、その道を進むことにした。さすが、徒歩というような道もところどころあったが、まあ、自転車でも通れる道だった。ただ、アップダウンは徒歩の場合容赦はないので、海岸沿いを行った方が平坦だったのかも、という気もしたが、まあ、よしとしよう。ルート的には、247号をはずれ、南知多道路という高速道路沿いに沿った道を進んだ。これが、アップダウンが結構ある道だった。その後、半島の東側の道に出て、最終的には県道7号線を進んで、宿に到着した。
 宿には、すでに両親は到着していた。
 なんと、部屋に冷房もテレビもない。ただ扇風機をがんがんまわしていたので、それほど不快でもなく、テレビがないのはオリンピックの最中だったので、ちょっとがっかりだったが、スマホで情報を調べたりして、オリンピックを楽しむこともできた。一番よかったのは、宿のおかみさん。この方がとても気さくな方で、明るく、話していると元気がでるような方だった。母親と意気投合し、昔からの友人のように仲良くなっていた。
 疲れから、9時過ぎには眠りについていた。

 

 走行距離 98.92km
 高速料金  浜田~湾岸長島 7870円
 名古城   500円
 宿泊費   7000円×3 (夕朝食こみ)

 

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